当サイト【てんこ盛り情報局】を運営する「テンコ」が、17歳の時に水商売の世界へ入る事になったエピソードを紹介します。
※このページには広告が含まれています
17歳になる年に、東北の三陸地域にある田舎町から上京してきた「テンコ」が、水商売の道へ足を踏み入れる事になったエピソードを紹介したいとおもいます。
上京するまでのこと
小学5年生の時に女手一つで姉と俺を育ててくれた母親が再婚しました。
中学は部活が終わる夏までは、割と真面目にしていましたが、部活が終了した夏から家に帰る事はなくなり、荒れた生活をしていました。
高校へは進学しましたが、警察のお世話になる事を何度か繰り返したため退学になりました。
貧乏だったけど母ちゃんだけの方が良かったです。子供だったので母ちゃんが奪われたとおもっていました。
高校を退学になった数日後に上京しました。
上京して半年はフラフラしていたのですが…
何の当ても無く上京した俺は、仕事もせずに東京、千葉、神奈川でフラフラとしていました。
地元の先に上京していた先輩や友達の世話になったり、街で仲良くなった奴の家に泊まったりしていました。
毎日のようにナンパばかりしていました。その日寝る場所にはあまり困りませんでした。
援交ギャルと仲良くなり事件が
千葉駅周辺でナンパした援助ギャルと仲良くなりました。
ギャルは地方から家出してきた1こ上で、金がなくなると援助交際して毎日ビジネスホテルを変えて生活していました。
当時の援助交際(売春)
※テンコの周りはこんな感じでした
当時(1998年)は、女子高生の援助交際がとても多かったです。普通に街を女子高生とリーマンが歩いていました。女子高生がブランド化していて、20歳超えた女子高生じゃない人も、有名校の制服を着て、ルーズソックスを履いて援助交際していました。その当時はどこの駅にもテレクラがあって、テレクラ近くの電話ボックスで電話している制服を着た女の子を良くみました。飯やカラオケだけでも援助してもらえる事もあったみたいですが、たいていは体を売ってお金をもらっていました。
貧乏ではない普通の環境で育った子でも、プラダやグッチなどのブランド物が欲しくて援交してました。「援助」してもらってると言って、やってる事は売春です。「援助交際」って言葉を作った人はとても罪だと俺はおもいます。
ビジネスホテルに数台のパトカーが!?
家出したギャルと良く一緒にいました。
付き合ってはいないし、友達でもないけど、その時は毎日のように一緒にいました。
飯を食ってギャルのビジネスホテルに一緒に行った時のこと、ホテルの前に数台のパトカーがとまっていました。
ビジネスホテルが通報したんだとおもいます。その時は3日位同じホテルを利用していたからです。
ギャルは家出です。補導されて家に帰されるのが、どうしても嫌だったのでしょう
「逃げよう!」
俺は逃げなくてもいいのですが、一緒に千葉を離れ東京に向かいました。
東京の本屋でみたアダルト求人誌
千葉から東京の下町にいきました。
ギャルが「家なき子はもうやめたいねっ」って言っていました。
降り立った駅の近くに本屋があって、店の目の前にあった無料の求人誌を手に取りました。
簡単な接客!マンション寮完備!彼氏同居OK!
求人誌にはそう書いてありました。
ギャルが「ここ良くない?応募してみようかな?」と俺に問いかけました。
彼氏ではないけど、一緒に逃げたみたいになって「これからも一緒に!」みたいな感じでした…。
アダルト求人誌でみつけた求人に応募
ギャルはもう、家なき子生活が嫌だったのでしょう、ろくに選ばずに最初見た求人に電話しました。
今すぐ面接するので、自分たちがいる駅まで来るとの事でした。
喫茶店でギャルが面接
応募して数十分後にギャルの携帯が鳴り、ギャルは指定された喫茶店に向かいました。
俺は面接が終わるのを近くで待っていたら、すぐにギャルから電話がきました。
「喫茶店に来て!彼氏にも会いたいって!」
彼氏?いつから彼氏になったの?バックレちゃおうかなー…。
喫茶店にいた胡散臭いおじさん
バックレないで喫茶店に行きました。
喫茶店に入ると、ギャルの前に派手なネクタイをしたオールバックのニコニコした詐欺師みたいなおじさんが座っていました。
「君が彼氏?今17歳?いつ18になるの?」
「あ…はい。17歳です。6月です」
「そっか。なんか飲みな!」
詐欺師みたいな人は電話をしに外に行きました。
「一緒に住むなら君も働いてもらうことになるけど。大丈夫?」
電話が終わって戻って来た詐欺師みたいな人がそう、俺に言いました。
「あ…はい。」
車に乗り連れていかれた先は
俺は飲み物も飲まずに、詐欺師みたいなおじさんの車に乗っていました。土地勘がないのでどこを走っているのかもわかりません。
数十分走って低層ビルの前に着きました。ビルの前には、これまた派手なネクタイをした、詐欺師のおじさんより若い人がいました。
胡散臭いおじさん達がしていた派手なネクタイは、ベルサーチのネクタイです(笑)。
ニコニコ笑顔でとんでもねーオーラを放つおじさん
若い詐欺師のおじさんに案内されたのは、事務所のような所でした。事務員みたいなおばさんが数人いて、事務作業していました。
事務所の奥の部屋に通されると、ニコニコしてるけど迫力あるイカツイおじさんが立派なソファーに座っていました。
詐欺師みたいなおじさん二人とはまるで別格のオーラを放っていました。
「今まで何してた?家がないのか?」
嘘はつけないとおもい全てを話しました。ギャルも話してました。
「よし!彼女の年確とれるまでここで面倒見てやれ!」
最初の胡散臭いおじさんに、そう言うと部屋を出ていきました。
年確とは!
年確は「年齢確認」の略です。18歳未満や高校生が夜のお店で働くのは法律違反となるため、お店で働く前に身分証の確認は必須です。運転免許証やパスポートは1つで大丈夫ですが、健康保険証などの顔写真がついていない物は、卒業アルバムや学生証など数点が必要になります。
家出ギャルの年確をとるのに5日位かかりました。
年確を待つ間、事務所の上にある部屋に二人でいました。
監禁されてるわけではないけど、クソガキだったのでこの状況が理解できませんでした。ずっと部屋にいました。
俺はキャバクラスタッフでギャルは性風俗に
ギャルの年確がとれてすぐ、俺はグループのキャバクラへ連れて行かれ、ギャルは性風俗で働くことになりました。
俺はまだ17歳だったので、ホールからは見えない厨房に入ることになり、キッチン業務をすることになりました。
働きたくなかったです。逃げ出そうとおもったけど、ビビッてたので逃げれませんでした。
ギャルとは付き合ってるわけではないし、一緒に住むのが嫌だったので別々に住む事になりました。
ギャルはグループで借りているワンルームマンションに、俺は中年がいっぱい暮らす汚い男子寮に入る事になりまりました。
テンコのお水物語
テンコがお水の道へ足を踏み入れる事になったきっかけエピソードは以上です。このグループで体験した物語は別ブログで公開しています。そちらのブログもぜひ!ご覧になってくださいね。