月々10万円の給付金を受給しながら職業訓練を無料で受けられる素晴らしい制度が【求職者支援制度】です。当サイトを運営するテンコは、この制度を活用し現在、Web系フリーランスとして飯を食っています!この制度を実際に活用したテンコが【求職者支援制度】を分かり易く解説します!
※このページには広告が含まれています
当サイトを運営するWeb系フリーランスの「テンコ」です。今回は【求職者支援制度】を分かり易く解説したいとおもいます。テンコは以前この制度を2度も活用させてもらいました。給付金は受給してませが、職業訓練を無料で受講しました。現在Web系フリーランスとして飯が食えているのはこの制度を利用しスキルを習得できたからだと断言できます。求職中の方や転職を考えている方の参考になるよう、経験したことのあるテンコが分かり易く解説していきますので是非!参考にしてくださいね。
こちらの記事は2024年5月21日に厚生労働省公式サイト「求職支援制度のご案内」で公開された情報を参考に作成しています。情報に変更がある場合もありますので、ご了承ください。
求職支援制度とは?
再就職、転職、スキルアップを目指す方が、月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です。
今すぐの転職ではなく、働きながらスキルアップを目指す方も対象になります。
厚生労働省
求職者支援制度とは?引用元 : 厚生労働省「求職者支援制度のご案内」
- 求職者支援制度は、再就職、転職、スキルアップを目指す方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です。
- 訓練開始前から、訓練期間中、訓練終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートします。
- 離職して雇用保険を受給できない方、収入が一定額以下の在職者の方などが、給付金を受給しながら訓練を受講できます。
- 給付金の支給要件を満たさない場合であっても、無料の職業訓練を受講できます。
再就職や転職を目指す方を国(厚生労働省)が支援してくれる素晴らしい制度ですね。
手厚い支援で再就職や転職をサポート
月10万円給付金
訓練期間中の生活を支援するため、収入や資産などの要件を満たした方は、給付金を受給しながら訓練を受講できます。
無料の職業訓練
給付金の支給要件を満たさない場合も、無料の職業訓練を受講できます。
就職サポート
訓練開始前から、訓練期間中、訓練終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートします。
自分の場合は給付金の支給要件を満たしてなかったのですが、無料で職業訓練を受講することができました。
求職支援制度はどういう方を対象にしているのか?
再就職や転職をするためのスキルアップを支援してくれる【求職支援制度】は、どういう方が利用できるのかを解説していきます。
求職支援制度を利用できる主な対象者の方
制度を利用できる主な対象者には
給付金を受けて訓練を受講する方
給付金を受けずに訓練を受講する方(無料の訓練のみ受講する方)
2通りのパターンがります。
給付金を受けて訓練を受講する方
訓練期間中の生活を支援するため給付金を受けて訓練を受講する方はこちらです。
給付金を受けて訓練受講を希望する離職者の方
- 雇用保険の適用がなかった離職者の方
- フリーランス・自営業を廃業した方
- 雇用保険の受給が終了した方など
給付金を受けて訓練受講を希望する在職者の方
- 働いていて一定の収入のある方など
フリーランスで働きながら、正社員への転職を目指す方など
給付金を受けずに訓練を受講する方(無料の訓練のみ受講)
給付金を受けずに無料で職業訓練を受講する方はこちらです。
給付金を受けずに無料訓練受講を希望する離職者の方
- 親や配偶者と同居していて一定の世帯収入がある方など
親と同居している学卒未就職の方など
自分はこのパターンです。親と同居ではなく配偶者はいませんでしたが、多少の貯えがあったので給付金を受けずに無料訓練を受講しました。
給付金を受けて訓練受講を希望する在職者の方
- 働いていて一定の収入のある方など
フリーランスで働きながら、正社員への転職を目指す方など
求職支援制度を活用するための主な要件
求職支援制度を活用するには以下の要件を満たすことが必須です。
ハローワークに求職の申込みをしていること
ハローワークに求職の申込みをすることは、失業者や求職者が雇用を求めてハローワークに登録をし、求職の意向や能力、希望条件などを登録することを指しているとおもいす。
これにより、ハローワークは登録者に適した求人情報を提供したり、求職支援を行えます。
求職支援制度を活用する場合はハローワークに行き登録するのが必須条件です。
雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないことという要件は、求職支援制度を活用するための条件の一つであり、次のような状況を指します。
雇用保険被保険者でないこと
雇用保険の対象外の労働者であることを示します。つまり、雇用保険の加入要件を満たしていない場合を指します。
雇用保険受給資格者でないこと
離職や失業などの理由で雇用保険の給付を受ける資格がある人ではないことを指します。つまり、失業手当を受給する条件を満たしていない場合を指します。
この要件は「雇用保険に加入していない、できない」「失業手当を受けれない」などの方を対象にしているとゆうことだとおもいます。
労働の意思と能力があること
仕事を見つけ、働くことに積極的な意欲があることと、必要な作業を行うための体力や健康状態があり、精神的には、業務を理解し、遂行する能力があることが求められているのだとおもいます。
当然の要件ですよね。働く意思がない人に訓練しても税金の無駄になってしまいますもんね。
職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと
具体的には以下のような状況が考えられるとおもいます。
職業訓練の必要性
求職者が特定の職種や業界で必要なスキルや資格を持っていない、または不十分であることが明らかになった場合、職業訓練を受けることで求職者の就職の可能性を高める必要性を認めたとき。
1回目の職業訓練はパソコンスキル0の自分が目の異常で建築現場系の仕事を辞め、オフィスワーク系を希望したので、職業訓練の必要があると認められたのだとおもいます。
職業適性の向上
求職者がより適した職業に就くために、職業訓練やスキルアップの支援が必要であると判断される場合など、支援の必要性を認めたとき。
2回目の職業訓練はWeb開発系の仕事に転職したくて、スキル習得を願ったので認められたのだとおもいます。
給付金(職業訓練受講給付金)について
求職支援制度は、条件を満たせば生活費などの給付金を受けて職業訓練を無料で受講することができます。
厳しい条件を満たせば給付金が受け取れるので、生活費の余計な心配はせずに訓練に集中できる素晴らしい制度です。
給付金を受けて無料職業訓練を受講するには?
給付金(職業訓練受講給付金)の支給要件は以下の通りです。
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 訓練実施日全てに出席する
やむを得ない理由により欠席し、証明できる場合(育児・介護を行う者や求職者支援訓練の基礎コースを受講する者については証明ができない場合を含める)であっても、8割以上出席する。 - 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない
- 過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない
以上の条件を全て満たせば、職業訓練受講給付金(職業訓練受講手当、通所手当、寄宿手当)を受けて職業訓練を無料で受講できます。
1または2を満たさない場合であっても、本人収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下で③~⑧を満たす場合は、訓練施設への通所手当(交通費)を受給することが可能。
自分の時は、給付金10万円を受給できる人しか交通費はでませんでした。2023年4月1日から一部改定されたみたいです。
職業訓練受講給付金の支給額
訓練を受講している期間について、1か月ごとに職業訓練受講給付金(職業訓練受講手当、通所手当、寄宿手当)が支給してもらえるみたいです。
職業訓練受講手当 | 月10万円 訓練を受講している期間について、要件を満たせば1か月ごとに支給 |
通所手当 | 訓練施設へ通所する場合の定期乗車券などの額 月上限42,500円 収入要件を満たさない場合であっても、本人収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下で他の要件を満たす場合は、通所手当のみ支給を受けることができるみたいです。 |
寄宿手当 | 月10,700円 訓練施設へ通所するために同居の配偶者、子および父母と別居して寄宿(訓練施設に付属する宿泊施設やアパートなど入居)する場合で、住居の変更が必要とハローワークが認める場合に支給されるみたいです。 |
資金を融資する制度もある
職業訓練受講手当を受給しても、訓練期間中の生活費が不足する場合に、資金を融資する制度「求職者支援資金融資」を設けているみたいです。
貸付額は、単身者月額5万円、扶養家族を有する者月額10万円×給付金の受講予定訓練月数、利率は2%(うち信用保証料0.5%)、担保・保証人は不要のようです。
どんな訓練があるの?訓練を簡単検索!
求職支援制度の職業訓練には様々な訓練があるみたいです。
期間が2か月から6か月美訓練が主ですが、最長2年の公共職業訓練や託児サービスを利用できる訓練コースもあるみたいです。
主な訓練コース
基礎 | ビジネスパソコン科、オフィスワーク科など |
IT | WEBアプリ開発科、Android/JAVAプログラマ育成科など |
営業・販売・事務 | OA経理事務科、営業販売科など |
医療事務 | 医療・介護事務科、調剤事務科など |
介護福祉 | 介護職員初任者研修科、介護職員実務者研修科など |
デザイン | 広告・DTPクリエーター科、WEBデザイナー科など |
その他 | 3次元CAD活用科、ネイリスト養成科など |
ハローワークの検索サービスで訓練を探す!
ハローワークのインターネットサービスを利用すると、全国の訓練コースを、都道府県、分野、募集期間、訓練期間ごとに検索できます。
テンコの職業訓練体験談
当サイトの運営者でWeb系フリーランスの「テンコ」は、求職支援制度を活用して職業訓練を2度受講させてもらいました。
その時の体験談をブログで公開しています。
2012年に受講した職業訓練「ビジネスパソコン基礎科」
職業訓練を受講した理由や、「申し込み」から「訓練受講」までの流れ、実際に職業訓練「ビジネスパソコン基礎科」を受講したリアル体験をブログにしています。
2018年に受講した職業訓練「Webデザイン・開発科」
職業訓練を受講した理由や、実際に職業訓練「Webデザイン・開発科」で6か月受講したリアル体験をブログにしています。